プレゼントとしてのパワーストーン

パワーストーンを他の人にプレゼントするときには、常に相手の立場に立って考える必要があります。

「相手の立場に立って」とは「相手に配慮して」というお上品な意味ではありません。 相手の視点に立ってパワーストーンが作用する方向性を見定める必要があるという意味です。

パワーストーンが贈り主ではなく所有者(プレゼントされた人)の視点で効果を発揮するためです。

恋愛運アップの石

恋愛運アップのパワーストーンは自分で持たなくてはなりません。 意中の人にプレゼントすると逆効果となる恐れがあります。

ケース① アクアマリン

例えば女性が男性に「恋愛運アップ」が期待できるアクアマリンをプレゼントするとしましょう。 この場合の問題は、その男性にとって贈り主である女性がどのような存在なのかです。

プレゼントされた男性が贈り主の女性と結ばれることを望んでいるなら、アクアマリンの恋愛運アップ効果により贈り主は男性と結ばれやすくなるでしょう。 しかし男性の意中の女性が贈り主でなければどうでしょうか? アクアマリンは男性を贈り主ではない女性と結びつける方向に作用します。

ケース② ロードストーン

ロードストーンには、浮気防止や恋人との仲を深めるという作用があります。 したがって、恋人や配偶者の気持ちを自分につなぎとめたいときにロードストーンを贈るのは自分にとってプラスとなるはずです。

ところが、そんなロードストーンでもプレゼントが逆効果となることがあります。 例えば、恋人が二股をかけていて、自分が恋人にとって1番目の選択肢でなければどうでしょうか? ロードストーンが浮気防止効果を発揮して、自分と恋人との縁を切り裂く方向に作用するでしょう。

ケース③ ムーンストーン

恋人同士のトキメキを維持する効果があると言われるムーンストーンにしても同様です。 パワーストーンを贈られる相手が二股をかけているなら、二股関係が強化されたり、ことによるとアナタではないほうの二股相手と贈られ主との関係ばかりが強化される恐れすらあります。

結論

恋愛系のパワーストーンはやはり、誰かにプレゼントするよりも自分で使用するのが賢明です。

金運アップの石

金運アップのパワーストーンはプレゼントに適しています。

例えば金運が上昇するキャッツアイを配偶者にプレゼントするなら、配偶者の金運が上がれば世帯収入が増えますから自分も幸せになります。

一家の稼ぎ頭が配偶者であるなら、金運アップの石を自分で持つよりも配偶者に持たせるほうが効果が高いでしょう。 例えば、金運アップの石により所有者の収入が10%増加するとします。 そして自分がパートで毎月5万円稼ぐ一方で配偶者は毎月30万円稼いでいるとします。 もうおわかりですね? 金運パワーストーンを自分で持っても月収が5千円しか増えないけれど、配偶者に持たせれば3万円も増えます。

金運パワーストーンを自分で持っても配偶者の所得に好影響はありますが、その効果はあくまでも間接的なものです。 稼ぎ頭自身が石を持つほうが直接的で大きな効果が得られます。

メンタル系の石

精神状態に良い影響を及ぼすメンタル系の石も概ねプレゼントに適しています。 しかし、プレゼントが逆効果となるケースも少なくないので、ギフトとして用いるには配慮が求められます。

例えば、抑ストレスに有効とされるアゲート。 この石であればプレゼントが有害となることはないでしょう。

怒りっぽい人にカーネリアンを贈るのも良いアイデアです。 カーネリアンには怒りを抑える作用があります。

持ち主の心を寛容にするというクリソプレースを周囲の人たちに手当たり次第にプレゼントするのも妙案です。 自分のわがままが通りやすくなりますから。

しかし、人生を間違った方向に進んでいる人にダイヤモンドをプレゼントするのは考え物です。 ダイヤモンドが所有者に不屈の意思を与えるからです。 不屈の意思で間違った方向に進まれるなんて考えただけでゾッとしますよね?

また、ナルシシストの彼や彼女にシトリーンをプレゼントするのも問題となりかねません。 シトリーンに自己評価を高める効果があるからです。 もともと大きかった自尊心がシトリーンの効果で危険な水準にまで肥大化し、本人にとっても周囲の人にとっても辛い状況となるでしょう。

このようにメンタル系のパワーストーンは諸刃の剣です。 プレゼントする相手の性質や状況に応じて慎重にチョイスする必要があります。

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