クリソプレーズ(Chrysoprase) 緑玉髄
黄道 十二星座 |
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誕生石 | 5月(英国) |
パワー | 持ち主を優雅で寛容で明敏な人間に変える、幸運をもたらす、マイナス・エネルギーから守る |
色 | 緑色 |
クリソプレーズは、オニキスやカーネリアン、アゲートと同じカルセドニー(玉髄)の仲間です。 カルセドニーのうち少量のニッケルを含有し緑色となる希少な天然石が「クリソプレーズ」と呼ばれます。
語源
「クリソプレーズ」の語源はギリシャ語で、「クリソス・プラシノン(黄金の緑)」または「クリソス・プラソン(黄金のニラ)」という2通りの説があります。
2つ目の説の「ニラ」もニラの緑色を指すので、どちらの説でも意味的には大差ありません。
歴史的な逸話
古代マケドニアのアレクサンダー三世は、クリソプレーズのはめ込まれたベルトを好んで身に付けていたと伝えられます。
伝承によると、アレキサンダー三世がインドでの大勝の後に、ユーフラテス川でベルトを外して水浴びをしているとき、蛇がベルトからクリソプレーズを食いちぎって水の中に落としてしまい、そのために彼は次の戦に勝てなかったそうです。
TPO
クリソプレーズは古来より「美の女神の石」あるいは「気品の石」と呼ばれました。
現代においてもこの石は、身に付けた人に自らの優雅さや優美さを自覚させて気持ちを落ち着かせたり自分に自信を持たせる効果があるとされます。
そんなクリソプレーズは、スピーチなど人前で話すとき、あるいは機知が要求される社交的な場面に用いる天然石として最適です。
効果
クリソプレーズには次の効果があるとされます:
- 周囲の人を評価してランク付けする生き方(優越感や劣等感の原因となる)を改めさせる。
- 持ち主を心の広い寛容な人間にする。
- 持ち主を賢明で思慮分別に富む人間に変える。 自分の中で未成熟な考えや、自分が思ってもいないことを怒りにまかせて口走らなくなる。
- 持ち主の洞察力を強化する作用があり、これまで自覚していなかったことを自覚させる。
- 持ち主が抱える問題点を浮き彫りにする。
- 人生に幸運・幸福・希望・喜びをもたらす。 暗い気分を明るくする。
- 家庭やオフィスでマイナス・エネルギーを抑制し、愛に満ちた環境にしてくれる。 この目的でクリソプレーズを使うときには、小さなボールにクリソプレーズを盛って建物の正面玄関に置くと良い。
効果的な使い方
クリソプレーズを金属と組み合わせて装身具として用いる場合、銀(シルバー)以外の金属を用いてはなりません。
また、クリソプレーズはハート型に加工すると効果が強まると言われます。
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