トルマリン
Tourmaline
電気石
黄道 十二星座 |
- |
誕生石 | 10月(ピンク色のものが米国で) |
パワー | 種類によって異なる |
色 | 無色から黒色まで、ありとあらゆる色 |
概要
「トルマリン(Tourmaline)」という言葉の語源は、「様々な色の未知の宝石」を意味するスリランカ語 "tura mali" だとされます。 そしてその名の通り、トルマリンの色および色の組み合わせの多様性は、数ある天然石の中でも最大です。
(画像提供: TheImage.com)
この多様性ゆえトルマリンは他の宝石と間違えられることが多く、17世紀のロシアの王冠に用いられルビーと思われていた多数の宝石が実は赤色のトルマリン(ルベライト)だったという逸話もあります。
バリエーションの豊富さと、価格面での入手のしやすさから、トルマリンは天然石の中でも随一の人気を誇ります。 1個のうちに2色あるいは3色の色が混在するトルマリンでは、色と色の境界が明確なものが高く評価されます。
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トルマリンは「詩人や芸術家の宝石」として知られます。 シェークスピアがトルマリンを集めていたほか、ルネッサンス期から19世紀後半にかけてトルマリンは創造性を刺激する石であるとされ、数多くの芸術家や作家が好んで所有しました。
トルマリンには、こすったり加熱したりすると電荷を帯びてホコリや灰など軽い物をくっつける性質があります。 この現象はピエゾ電気と呼ばれます。 ピエゾ電気は18世紀初期に発見されました。
トルマリンは8年目の結婚記念石です。
バリエーション
- ブルートルマリン(インディコライト)
- パライバ
- レッドトルマリン(ルベライト)
- ピンクトルマリン
- グリーントルマリン
- ブラウントルマリン(ドラバイト)
- ブラックトルマリン(ショール)
- ウォーターメロントルマリン
- トルマリン水晶
ブルートルマリン(インディコライト)
トルマリンのうち青色~青緑色のものがインディコライトです。 トルマリンは種類によって希少さが大きく異なりますが、インディコライトは相当に希少な部類です。 「インディコライト」という名称は、「藍色(インディゴ)」を意味するラテン語 "indicum" に由来します。
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インディコライトの青色には、次の効果があるとされます:
- 心を落ちつける
- ストレスを緩和する
- 人生に調和・喜び・幸福をもたらす
パライバ
インディコライトと同じく青~緑色のトルマリンに「パライバ」があります。
パライバはインディコライトと色は同じでも成分が異なります。 インディコライトがリチウムなどを含むのに対し、パライバの青~緑色は銅とマンガンに由来します。
「パライバ」という名称は、このトルマリンが初めて発見されたブラジルの地方の名前に由来します。
レッドトルマリン(ルベライト)
トルマリンの中でもピンク色~ルビーに似る赤色のものが「ルベライト」と呼ばれます。 ルベライトは各種のトルマリンの中で最も希少です。
ルベライトは持ち主に次をもたらすと言い伝えられます:
- 内面的な強さ
- 感情の安定
- 外向性
- 他者への共感
- 献身
- 英知
これらの特性からルベライトには、人間関係の修復や復縁に強い効果を期待できます。
人間関係の修復や復縁には、当時の状況を冷静に見つめ直し、関係が壊れてしまった原因や理由を相手の立場から客観的に把握し、自分が至らなかった部分を反省する必要がありますが、これを実行するうえで、ルベライトに備わる「感情の安定・他者への共感・献身」といった性質が所有者を助けてくれるのです。
ルベライトは、色を引き立てる熱処理がなされていることがありますが、見た目からは処理がなされているかどうか判断がつきません。
ピンクトルマリン
ピンクトルマリンはルベライトの一種で、希少であるルベライトの中でも特にレアでルビーよりも希少とされます。
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ピンクトルマリンはルベライトの一種なので、ルベライトと同じパワーを有しています。 特に、心の傷を癒す効果と安心感をもたらす効果が強いとされます。
また、ピンクトルマリンには所有者を愛に屈させるパワーがあると言われます。 この効果に期待するなら、ピンクトルマリンを自分で持つのではなく、意中の人にプレゼントします。
ネットの掲示板では、次のような体験談が報告されています:
- ピンクトルマリンのリングをしていて今の旦那さんと知り合った。
- ナンバーズ3を買うときに身につけていたアクセサリーの記録を取ったところ、当たった日に着用していたのが決まってピンクトルマリンのネックレスだった。
グリーントルマリン
トルマリンのうち緑色のものがグリーントルマリンです。 グリーントルマリンは「ベルデライト(緑の石)」とも呼ばれます。 グリーントルマリンもトルマリンの中ではかなり希少で、特に大粒のものは滅多に見つかりません。
グリーントルマリンの深い森のような緑色はクロミウムとバナジウムに由来しますが、この緑色の鮮やかさは天然石の中でも最高クラスで、極上のエメラルドの緑色にも匹敵します。
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グリーントルマリンは、金運アップやビジネス運アップのパワーがあるとされます。
ブラウントルマリン(ドラバイト)
トルマリンのうち暗い黄色~茶色のものがドラバイトです。 「ドラバイト」という呼称は、このトルマリンが現在のスロベニア共和国を流れるドラバ川の近くで初めて見つかったことに由来します。
ドラバイトは、自己受容・勇気・粘り強さを向上させる効果があるとされます。
ブラックトルマリン(ショール)
黒色のトルマリンがショール(schorl)と呼ばれます。 ショールは強力なラッキー・ストーンです。 ショールは、こすることによって効果が倍増するとされます。 こすると電気を帯びるトルマリンの性質と無縁ではないでしょう。
「黒トルマリンは負のエネルギーを追い払う」と言われますが、この黒色のトルマリンとはショールのことに他なりません。 苦難の時期やストレスが強いときにショールを身に付けておくと良いでしょう。
ネットの体験談によると、ブラックトルマリンに金運アップの効果が期待できそうです。 次のような体験談です:
- 黒トルマリンとピンクトルマリン着けてた時は宝くじで70万円当たった。
- 磁石と黒トルマリンのネックレスをルチル(金紅石)と併用すると給料が上がった。
- この話を真似て磁石と黒トルマリンとルチルを組み合わせたら、toto BIG で 9000円当たった。
ウォーターメロントルマリン
ウォーターメロントルマリンは、断面が緑色・白色・ピンク色の層に分かれていてスイカのように見えるトルマリンです。「ウォーターメロン(water melon)」は「スイカ」という意味です。
ウォーターメロントルマリンは不自然なほどにスイカに似ていますが、これは自然の作用で作られた天然の模様であって、人の手による模様ではありません。
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ウォーターメロントルマリンは「和解の石」として知られ、怒りを冷まして他人の気持ちを思いやる心を育む効果があるとされます。 加えて、ウォーターメロントルマリンには、おカネ・友情・愛を引き寄せるパワーが期待されます。
「ウォーターメロントルマリンの緑色の部分が持ち主に生命力を供給し、ピンク色の部分が鎮静作用と調和をもたらす」とする文献もあります。
トルマリン水晶
トルマリン水晶(Tourmalated Quartz)は、クリスタル(水晶)の中に小さな無数の針状のトルマリンが入った天然石です。
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「幸運の石」とも呼ばれるトルマリン水晶は、クリスタルとトルマリンのシナジー効果で非常に強力な幸運をもたらすとされます。 透明なクリスタルの部分が内部のトルマリンの効果を増幅するのだそうです。
トルマリン水晶は幸運が必要なときにこすると良いと言われています。
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