アンバー
Amber
琥珀

黄道
十二星座
誕生石
パワー 勇気、守護、治癒、陽気な性格
黄色っぽい金色だが、白色・オレンジ色・緑色・黒色が混じったものもある。 ごく稀に紫色が混じることも。 青色のアンバーすら存在する。 このように色が多様なのは、アンバーに混じるミネラルなどの成分による。

アンバーとは

「琥珀」という和名で知られるアンバーですが、このアンバーは鉱石ではなく太古の木の樹液が何百万年もの時間によって化石になったものです。 最古のものでは 3,200万年も前のアンバーが発見されています。

アンバーの中に化石化した昆虫や針葉樹の葉などが閉じ込められていることが少なくありません。

アンバーの入手

アンバーの産出地は、北欧諸国、ロシア、ポーランド、英国、イタリア、コロンビア、ドイツです。 ポーランド、スウェーデン、フィンランドなどバルト海周辺の国から採れるアンバー(バルティック・アンバーと呼ばれる)が高品質であるとされます。

アンバーには、プラスチックや(現代の樹から採れた)樹脂で作られたイミテーション(偽物)が存在します。 また、緑色のアンバーは人工的に着色されたものであるケースが大部分なので注意が必要です。

アンバーの効果

  • 悪い気を吸い取ると言われている。 自分が発する悪い気」に限らない。 他人が発する悪い気も吸い取ってくれる。
  • 金色やオレンジ色のアンバーは、優しさや愛情を育むと期待されている。 自分で持つも良し、他人に持たせるも良し。
  • 新しい事を始めるときにアンバーを持っていると、太古の叡智が助けてくれる。 そんな言い伝えがある。
  • 創造力が増しインスピレーションがわきやすくなると信じる人もいる。
  • 肩こりや腰痛によいと信じてアンバーを使う人がいる。

体験談

ネットで国内外のサイトを検索すると、アンバーの効果として次のような体験が報告されています:

  • アンバーを身に着けるようになってから、心が落ち着いてリラックスできる。 深呼吸したときに、肺のすみずみまで空気が染み渡る感じ。
  • 他の人の顔色ばかり気にすることがなくなった。
  • 病的なイライラ(ささいなことで癇癪を起こす)が治まった。 ビタミンBが効いたのかもしれないが。
  • 気のせいかもしれないけど、なんとはなしに気分が明るくなり前向きになれた。
  • 悩んでも仕方のないことでクヨクヨと悩まなくなった。
  • 休息時間をしっかりと設けても心身が休まらず疲れが溜まっていたのだが、琥珀のペンダントを身に着け始めてからは休んだ分だけ疲れが取れるようになった。 同時期にクエン酸を飲み始めたので、そっちの効果かもしれないけれど。
  • 食欲がわき、生きる気力がわいてきた。
  • 神経質すぎて辛かったがアンバーで図太くなれた。
  • 人嫌いが治った気がする。
  • 金運がアップした気がする。
  • 琥珀色のレンズのメガネをかけると、長時間のPC作業でも目が疲れにくくなった。
  • 嫌な気分になったときに、アンバーを額に押し当てるとスーッと気持ちが治まった。
  • 琥珀を持ち歩くようになってから、逆恨みが解消された。
  • アンバーを枕の下に入れて眠ると失恋の辛さを和らいだ。
  • 夜にグッスリと眠れるようになった。

使い方

アンバーは所有者に触れられるのを好みます。 また、アンバーは肌に直接触れるようにして使用すると効果的だと言われています。

したがってアンバーは、ブレスレットやネックレッスなどとして愛用すると良いでしょう。 ブレスレットとして使用する場合、どちらの腕につけるのでも構いません。

他のパワーストーンとの相性

金運や創造性を目的としてアンバーを使用するときには、黄色~金色を色調とする石と組み合わせると良いでしょう。 ヒーリング効果に期待してアンバーを使用するときには、マグネタイトと組み合わせましょう。

浄化

定期的な浄化が必要

アンバーは悪い気を吸い取る性質があるので、定期的に浄化する必要があります。

浄化の頻度はアンバーにかかる負担によって異なります。 普段は2週間に一度で十分ですが、自分や他人の悪いエネルギー(ストレス・不安・悪意など)が大量に発生している場合には、アンバーが大量のマイナス・エネルギーを吸収し続けることになるので毎日浄化しなくてはなりません。

浄化の目安

アンバーを手に持ったとき、あるいはアンバーを身に着けていて、アンバーが熱をもっているように感じたら浄化が必要です。

また、アンバーが濁っているように見えたら、悪い気がアンバーに溜まっているサインです。

浄化の方法

アンバーを浄化するには幾つかの方法があります。 その中から、お金も手間もかからないものを紹介しましょう。

1. 人通りが少ない静かな場所の地面に埋める。 こうすることで、アンバー内に蓄積する負のエネルギーが地中に放出されてアンバーが浄化されます。 アンバーから放出された負の想念は地中にちらばって大地と融合し、やがて消滅します。 アンバーは一昼夜は埋めておきたいところですが、数時間でも効果があります。

アンバーを埋める地面の周囲に植物が植わっていると、植物が負の想念を吸収する恐れがあります。 植物の周りは避けましょう。

2. 朝早くに起きて、アンバーを屋外の風通しのよい場所に数時間ほど放置する。こうすることで、アンバー内に溜まった怨念が風に乗ってどこかへ飛んで行きます。

こうしてアンバーから放出された怨念は大気中では数分ほどで分解されますが、分解される以前に生物に付着すると、付着された生物の体内に入り込む恐れがあります。 他人に迷惑をかけないよう、怨念アンバーは人気(ひとけ)の無い場所で浄化するようにしましょう。

3. 水道水あるいは小川などの流水にアンバーをしばらくさらす。 こうすることでアンバー内に蓄積した負の想念が水とともに流れてゆきます。 水は浄化能力が高いので、ものの数分ほどそうしているだけでアンバーの浄化は完了します。 この浄化方法は、以下に述べる「お手入れ」も兼ねた一石二鳥の素敵な浄化方法です。

ただしアンバーは塩素に弱いので、水道水の塩素がアンバーにダメージを与えかねません。 負の想念も塩素に弱いので、浄化という点からは水道水は効果的なのですが...

お手入れ、管理

アンバーを洗浄するには、ぬるま湯で洗って柔らかい布で水分を拭き取ります。

洗剤や石鹸などはアンバーを傷めかねないので使用は禁物です。 プールの水は塩素濃度が高いのでアンバーが劣化する原因となります。 プールに入る前にはアンバーを外しましょう。

また、アンバーは極めて熱に弱いパワーストーンです(燃えるぐらいですから)。 火にさらすなどもってのほかですし、直射日光に長時間さらすだけでもヒビ割れの恐れがあります。

適切に使用していても、長年のうちにはアンバーにヒビ割れが生じることがあります。

アンバー使用上の注意

アンバーが直接肌に触れるようにして使用していると、アンバーが触れる部分の皮膚に異常が生じる人がいます。 そういう場合には直ちにアンバーの使用を中止しましょう。 症状が治まらない場合には医師の診察を受けましょう。

欧州では泣き止まない赤ちゃんにアンバーのネックレスを付けさせることがあります。 アンバーのコハク酸の鎮静作用に期待してのことです。 しかし、このような行為は禁物です。 効果が無いばかりか赤ちゃんが喉にアンバーをつまらせたりネックレスで赤ちゃんの首が締まったりする恐れがあります。

アンバーに限らずパワーストーンは、乳幼児や子供の手の届かないところに保管しましょう。

アンバーの雑学

  • 古代の人たちは、昆虫が閉じ込められているアンバーが魔力を備えていると考え、狩りの安全や豊猟を願うお守りに用いていました。
  • アンバーをこすると電気を帯びます。 古代ギリシャ人はこの「電気」を 「エレクトロン(electron)」と名付けました。 「エレクトロン」は "electricity(電気)" の語源です。
  • アンバーには勇気と自信を保つ効果があると信じられ、戦士のお守りとして用いられていました。 また、昔の旅人はアンバーを魔除けとして持ち歩いていました。
  • ヒポクラテス(古代ギリシャ)の時代から中世ごろまで、アンバーは薬の材料として使われてきました。 中国では古来より、琥珀が心を鎮める薬として用いられてきました。 2019 年に発表された中国の研究では、経口投与された琥珀に鎮静剤としての効果のあることがマウス実験で示されています。

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